居候
兄弟が多いセネガルでは、当然親戚も多く、その上、多妻、かつ再婚離婚等々もあるからか、一家屋の主の親や子以外に、「いとこ」「甥・姪」という親戚がよく生活している。ということは、その家の主の子供が、親戚の家で生活中、ということもあるということ。

ちなみに、セネガルでの「親戚」の範囲。名をもらった、あげた関係だと、血縁はなくとも、「親戚同様の関係」。こうなると、ややこしい説明が必要になる親戚がどれほどになるか、想像つくだろうか?

家に、誰かしら親戚がいる生活に慣れている彼ら。日本なんて遠いところに親戚が住んでいるとなっても、機会があれば、セネガルと同じような感覚で居候する。居候期間は、日本の場合はビザ期間次第(私の経験上)。1、2週間なんて短い期間ではない。

私が知るセネガルからの居候は、日本で何か勉学したいわけでもなく、日本文化に興味がある訳でもなく、強いていえば、「仕事がしたい」「住むところがほかに見つかるまでうちに居させてほしい」。

しかし、英語はおろか日本語会話もろくろくできない、来日間もない外国人にできる仕事って何?おまけに、それ、観光ビザで来てるなら、イリーガルでしょ。たとえできる仕事があったとしても、ここで、フランス語かウォルフ語で仕事を指示してくれる職場はない。おまけに、手に職があるわけでもなく、IT技術や知識に長けるわけでもなく、なんの仕事ができると思っているのか?ガテン系(もう、こんな言葉ないのか?)も、体力があればいいってものじゃない。安全に仕事をするための指示がわからない、ルールが守れない、じゃ、仕事をする以前の問題なのだ。部屋を探すなんて、論外。

当然ながら、仕事が見つかる訳はなく、だらだらだらだらだらだらだらだらと、うちにいる居候。居候のくせに、家事を積極的に手伝うわけでなく、有職主婦の私からすれば、食いぶちが増え、洗濯物が増え、自分の家なのに、下着で家をうろうろできない(するな?)不自由な生活を強いられるだけ。おまけに、居候前に、「お世話なります」と挨拶されたことはないし、毎日洗濯したって、食事を作ったって、「ありがとう」「すみません」の礼はない。有料にしたろか?

私が保証人になったセネガル人ならともかく、うちにくるまで、夫からそのセネガル人について何にも聞かされてなかった。そこまで勝手をするなら、私もこちらの慣習を押し通す。セネガルではそこで礼を言わないのを知っていても、ここでそれを許そうとは思わない。

遠い日本に来て、していることと言えば、テレビを見て、電話で話しまくっているだけ。居候はいたずらに過ごしているだけだろうが、その間だって、家事も家賃も光熱費も発生している。 

ビザさえあれば、仕事もせず、海外でぼけーっとしていられるセネガル人居候と、ビザなしで大抵どこへでも行けるのに、日常に追われ、仕事でもくたくたになり、それでも仕事をしなきゃ生活できない日本人。

二十歳も越えて人様の家に世話になるなら、たとえ親戚の家でも、気持ち食費くらい置いてみろ!

なんか腹立つ。


(fatou@吉)
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by gattsaf | 2006-07-29 14:55 | セネガル人ってさ
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